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エッセイ (370)
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『石橋信夫記念館文化フォーラム』要旨
【2016/06/21 18:45】
エッセイ
2016.11.12「石橋信夫記念館文化フォーラム」
『吉田松陰の「松下村塾」はなぜ多くの人材を産みだしたのか』
吉田松陰は『福堂策』で、「人賢愚ありと雖も各々一、二の才能なきはなし、湊合して大成する時は必ず全備する所あらん(人間には賢愚の差こそあれ、皆優れた才能の一つや二つはある。
しっかりとその長所を伸ばしてやれば、必ずやその人なりに立派な人間になれるであろう)」と、自身の「人間観」を語っているのである。
これは松陰の「優れた人間観に基づく教育」の原点と思われる。
人それぞれが持つ才能を個性として見出し、そこに光を当てて愛情を以て塾生を鼓舞した。
そこには「師」という私心は全く無く、塾生の成長を願いつつ一体となって学問に取り組む「師弟同行」の姿がある。
そして「学問の大禁忌は作輟なり(始めたり、止めたりすること)」と云う気ままな学問への取り組み態度を戒め、さらにその原点に人として最も大切な「志」をしっかり持ちなさいと導いた。
つまり「立志・実践」こそ、人間らしい向上心に従った生き方を説いたのである。それが「志を立つるを以て万事の源と為す」という名言となる。
学問に励み、学ぶことの狙いを「学は人たる所以を学ぶなり」として鼓舞し、学んだことを、より高い次元の行動に結びつける実学こそ価値ある学問であると結論付ける。
これこそ松陰が陽明学から学んだ「知行合一」なのである。
さらに一人一人の成長を願って「字」を贈り大成を期す。
吉田稔麿に与えた「無逸」という字は、「人の道から外れて、恣に振舞って成長の機会を逸するな」という意味を込めて贈った。
江戸等へ修業に旅立つ弟子には「送叙文」を書き与え、修業の目的や、道中の安全を念願し、訪問地の人物へ紹介状を書き有意義な修業となるよう願うのである。
松下村塾に在っては「封建的な縦の身分関係」を取り払い、「平等な塾生同志の関係」としてお互いの切磋琢磨を期した。
従って「相労役」という協同作業も積極的に取り入れた。
塾舎の増築を塾生たちと行ったのは有名な話である。
同時に西欧先進国との条約締結や、将軍継嗣問題等の政治的課題も共に考え活発な討論を行った。
これには、刻々と変化する日本を取り巻く厳しい環境を認識させるために、「飛耳長目帳」という情報収集したものを活用し、萩にいて江戸や京都の情勢把握に役立て、そうして最終期には学問の為の学問を廃し、「生きた現実社会の学問」を推奨した。
門下生の中から国家指導者を始めとする多くの逸材を育てたノウハウは、松陰の教育観や人材育成のための工夫によって「国家有為な人物」(奇傑非常の人)の育成を主たる眼目とした。
そうして、自らの死と向き合いながら『留魂録』を書き残し、自らの志の継承を願ったのであった。
このようにして門下生に課題を託し、西欧諸国からの侵略を防止する課題に立ち向かわせる教育に情熱を注いだのであった。
著作:『松陰と幕末・明治の志士たち』 2015 NHK出版
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