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山口県出身の総理大臣
【2011/08/23 07:25】 エッセイ
『吉田松陰の予言』と題した本がある。著者は佐賀県出身で、「浜崎惟」という。2007年5月の発行日現在、東京大学の法学部四年生に在学中の学生である。今年で26歳位になるのであろう(因みに誕生年月日は不明)。発売は「星雲社」、発行が「Book&Books株式会社」となっている。

ユニークなタイトルなので購入して読んでみた。この本には、「副題」がついていて、なぜ、山口県ばかりから総理大臣が生まれるのか? となっている。
伊藤博文24.3.25

就任順に記して見ると、伊藤博文、山縣有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、以上の5人が戦前で、戦後は岸信介、佐藤栄作、安倍晋三の3人となっていて、2,007年現在で8人である。その後、現在の菅直人を加えれば9人ということになる。安倍晋三は東京生まれで選挙区が山口県、菅直人は生まれが山口県宇部市で高校途中まで宇部高校(卒業は都立小山台高校)だから、山口県出身として問題はないだろう。
首相経験者 


この本は、安倍晋三までを扱っているが、誰もが知っているように、最初の二人、「伊藤博文」、「山縣有朋」は『松下村塾』で学んだから、吉田松陰の門下生である。
何故、『吉田松陰の予言』とタイトルがつけられたかであるが、これは松陰の著述した『松下村塾記』に由来する。このブログでも以前にも書いたが『松陰全集』から該当部分を抜粋してみる。

「苟も奇傑非常の人を起し、奮発震動して、乾を轉じ坤を撼(うご)かし、以て邦家の休美を成すに非ざるよりは、将(は)た何を以てか山川の氣を一變して、其の忿惋(ふんえん)を平らかにするに足らんや。況や萩城の隠暗にして顯(あら)はれざること、亦已に久しきをや。・・・・・・今松下は城の東方にあり。東方を震と為す。震は萬物の出づる所、又奮発震動の象(しるし)あり。故に、吾謂へらく、萩城の将に大いに顯はれんとするや、其れ必ず松下の邑より始まらんかと。」(第二巻・435頁)、と大人物の顕われることを予言している件(くだり)があるのである。この『松下村塾記』は安政三年丙辰九月に書かれた、いわば建学宣言ともいうべき文稿である。この予言ともいえる、松陰の自信はどこから生まれたものだろうか。興味を覚える問題であるし、それ故に吉田松陰の教育が多くの研究課題として取り上げられる理由でもあろう。

果せるかな、幕末期の高杉晋作や久坂玄瑞をはじめとする幾多の俊秀の活躍、明治期における五人の大臣や官界、産業界、教育界にと、多方面にわたって多くの人材を輩出した。松陰の教育によってかくも多くの人材を育てた「松下村塾」が、その小規模で粗末な塾舎にして、かつ、「山陽の西陬」たる僻地での私塾が有名になったのである。松陰神社境内にある塾舎を見ると、「えっ、これがあの有名な松下村塾?」とびっくりするほどの小屋である。教育の力は誠に偉大であると思わざるを得ない。

上記の総理大臣の在任期間を県単位でみると、安倍総理を除外した7人の合計が12,381日で内閣制導入から122年間のうちの34年間に相当するのだそうである。因みに、二位が人数では東京と岩手の四人。在任日数は東京で3,001日だそうである。山口県人の誇りといわれる所以である。西の山口県、東の長野県が教育県としてよく言われるが、「教育」は正しく国家百年の計であって、長い時間をかけて教育成果を見つめることが必要なのだろう。「松陰精神」や「松陰の教育」が、声高に語られる意味がこんな所にもあるのだろう。
山口県24.7.7


これに因んだ思い出話を一つ。6年前に萩を四人で旅行した時の事、新山口駅前から宇部空港までタクシーを利用した時に、談たまたま運転手と山口県出身の総理大臣の話になった。その運転手が、誇らしげに「山口県が総理大臣数で日本一です」と説明してくれた。それを聞いて、私は就任順に全員わかりますよ! と答えたら、名前を挙げて見よ! とのことになった。
就任年月を含めて順番に説明すると、その運転手さんが、突然「気に入った!」と言いながら、メーターをその場で倒したのである。つまり、料金のサービスとなったわけである。数千円ものサービスとなり、我々は喜んだり、驚いたりで何とも言えない有難いことに相なったわけで、宇部空港での待ち時間に、全員で祝杯を挙げて萩旅行の思い出を満喫したのであった。今回、この本を読んでみて、松陰の説明もきちんと挿入されており、さすがと思うと同時に、誇りに思う山口県民の胸中をのぞいた気持がしたのであった。
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