長谷川勤のインフォメーション・ブログ
維新の先覚者「吉田松陰」研究のやさしい入門ブログ

プロフィール ×

kinnhase

Author:kinnhase
長谷川勤のインフォメーション・ブログへようこそ!


最新記事 ×

最新コメント ×

最新トラックバック ×

月別アーカイブ ×

カテゴリ ×

松陰の教育手法① 「杉蔵を送る叙」
【2010/07/08 08:43】 エッセイ
松陰の教育は人間教育、そして、それは個性教育と集団教育の方法が程よく組み合わされていたといわれます。
吉田松陰 至誠の教育者

以下は、松下村塾末期に入塾した入江杉蔵(松下村塾の四天王の一人)が江戸行きに当って、松陰が書き与えた送叙文の一部です。読む者をして「さすが!」と感心させられます。

尊敬する師匠から、このような激励を受けて心が動かないはずがないでしょう。「感化力」の伴った、愛弟子への愛情が読み取れます。同時に時代を読む大切さも訴えている。この送叙というのは、遊学の門出にあたり、道中の安全を祈り、心がけ、期待をこめた激励の形をとるようです。今日の言葉でいえば「贈る言葉」に教育的配慮の加わったものと解してよいでしょう。松陰は何人かにこの送叙を書き与えていますが、その中でも信頼した弟子の杉蔵へのそれは有名で、名文です。信頼する杉蔵へはこの他にもいくつかの大切な書簡が残されています。

安政5年7月11日
・・・吾れ幽囚廃錮、為すある能はずと雖も、近ごろ恩旨を蒙り、建言諱(い)まざるを允(ゆる)さるるを得たれば、其れ徐(おもむ)ろに具して之れを奉らん。
入江九一


・杉蔵往け。月白く風清し、飄然(ひょうぜん)馬に上りて、三百程、十数日、酒も飲むべし、詩も賦(ふ)すべし。今日の事誠に急なり。然れども天下は大物なり、一朝奮激の能く動かす所に非ず、其れ唯積誠之れを動かし、然る後動くあるのみ。
・七月十一日 (全集第四巻、戌午幽室文稿・収載)
関連記事
スポンサーサイト
この記事に対するコメント
入江杉蔵への送叙文は有名で、私としては自信を持って記述しましたが、拍手の数が期待と違いました。『杉蔵往け!月白く、風清し!飄然馬に上り(またがり)て三百程、十数日、酒も飲むべし!詩も賦すべし!今日の事誠に急なり。』これだけ書けばよかったかな?などと回想しています。私は、この文章を初めて読んだ時に、鳥肌が立ったのを覚えています。感動しました。何と名文なのだろう!と。師弟愛の美しさと言ったらよいのだろうか。『炎の教師』が第一印象でした。こういう文章を書ける吉田松陰に大変感動し、粗末な『松下村塾』から、逸材が数多輩出したのは、こういうことだったのか! と妙に納得したものでした。杉蔵の弟は、運良く生き延びて「明治の顕官」になった。『留魂録』を沼崎吉五郎から受け取った時(明治9年頃)は神奈川県の権県令でした。残念なことに、受け取っただけで、沼崎をそのまま帰したらしい。人情味に欠ける残念な話です。
【2010/08/02 21:45】 URL | 長谷川勤 #- [編集]

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kinnhase.blog119.fc2.com/tb.php/15-31da2105
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


サイドメニュー ×
メニューA  メニューB

検索フォーム ×

RSSリンクの表示 ×

リンク ×
このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム ×

この人とブロともになる


QRコード ×
QR