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吉田松陰の横文字
【2011/09/08 20:25】 エッセイ
吉田松陰の横文字が『吉田松陰遺墨帖』に唯一残されている。
掲題の写真を掲載しましたが、鮮明に映っておりませんので、判読しがたいと思われます。
墨で筆書きしたものである。この写真は、さしあたり、スペルを練習したものと云ってよく、嘉永4年の江戸遊学の時に書いたものである。松陰は「蟹行文字」という言い方をしている。確かに、当時の文字は原則として漢文であるから、「縦書き」であるので、横書きは珍重に値するものであったと思われる。
松陰のオランダ語



蟹が横方向に歩くから、このように呼称、表現したのであろう。
嘉永4年10月23日の叔父・玉木文之進宛の書簡に『蟹行の事は戯謔(ぎぎゃく)に御座候。或は作(な)し或は輟(や)め、取留め候事にては御座なく候。何人よりが謬傳(びゅうでん)仕り候と存じ奉り候。・・・・・・西洋學も大分出來候由』とある。
同じ書簡に『眞田侯藩中佐久間修理と申す頗る豪傑卓異のひとに御座候。元来一斎(佐藤一斎・昌平黌教授・儒者)門にて經學は艮斎よりよかりし由』と、象山を高く評価している。(全集第七巻:102頁)

佐久間象山に弟子入りして、西洋兵学を学ぶにはオランダ語をマスターする必要があって、本人も大変な意欲をもっていたが、ついぞその機会を逸してしまったのである。(因みに、象山塾は大変なにぎわいで、在塾生が1万5千人と書かれた研究書があるが、当時の江戸在住人口から判断するに、この数字は実数との違いが大きいと思われる。)

その当時の書簡をみると、兄宛に、学ぶべきことが多すぎて、方寸錯乱ぞ! と書かれている。
あれも、これもと、学ぶべきものを羅列して『與地學も、砲術學も、西洋兵書類も、文章も、算術も・・・・・・人骨折れ申すべし』と胸中を語っている。(兄・杉梅太郎宛、嘉永4年8月17日の書簡)、正しく修業そのものの姿である。

松陰は満で三十歳に満たない年齢で生涯を閉じてしまったが、この三十年を全力で生きた人であった。しかも誠実に、必死に学問し、行動したのである。今でいえば、「よく学び、よく学び、そして、よく行動した」人と云うべき人生であった。(学ぶ姿の模範ですね)

松陰は沢山の名語を残している。その名語は、全て松陰の心からにじみ出るオルジナルな言葉である。
漢学が主たる学問であったためか、それにしても全集を読むと、その語彙の豊富さには驚かざるを得ない。戦後教育を受けた者には、大変は労力と努力を強いられる書物である。

蟹文字もマスターして欲しかったし、もっと長生きしてもらいたかった。廻り廻って、死罪と命令した井伊直弼と墓が近くにあるのも何かの因縁だろう。因みに、井伊直弼の墓石は人一倍大きなものであるが、墓参者の痕跡はほとんどないように見受けられた。
つまり、お線香が殆ど奉納されていないのである。反面、吉田松陰のお墓は、命日の10月27日には、例大祭が催されていて、当日は愛好者や関係者で神社の境内は、自由歩行もままらない混雑ぶりである。

世田谷の松陰神社は、国士舘大学に隣接しており、日露戦争時の総理大臣であった「桂太郎」の墓碑も彼の遺言どおりに、大きなものが建てられている。桂太郎は、現在の拓殖大学の創立者でもある。
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ラスベガスでの「世界最大の家電機器展示会」でのこと
ある展示内容を紹介すると、超省電力のBluetoothでボタン電池が1個あれば4年以上持つリモコンや、3次元センサーと組み合わせた健康補助商品。さらに、無線技術を持っているベンチャーは、彼らの技術を取り入れた某大手量販店(未発表ではあるが)の、非常に魅力的なTVを展示していた。スマートフォン、タブレット型端末も多くの台湾EMS(電子機器の受託生産)企業などが紹介しており、日本の家電メーカーにはない新商品、技術の提案が多々あった。
現在の日本勢は、独自商品を生み出す挑戦をしないままに、フォロー(後追い)することに慣れてしまっているのではないだろうか。短期的な利益を追い、せっかくの芽を摘んでしまう。特に韓国勢は、日本勢をフォローしてきただけに、皮肉にもこの危うさに気付いている。サムスン、LGは、毎年いくつのInnovation AwarDをとったかということを重要視しており、その実績をブースにも展示していた。常にInnovationを考えることを経営陣が目標に掲げているということだ。
そこには挑戦をやめて、後追いに慣れた日本の姿があった
【2011/09/09 16:41】 URL | この国を真剣に憂う者 #- [編集]

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