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エッセイ (370)
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人生の巡り合いと、青年時代回顧
【2012/02/01 00:14】
エッセイ
青春時代の頃
今日も、個人的な思い出の話を書きます。前回の恩人の家系に連なる、今泉博士の記事を書きながら、「あれもあった、これもあった!」と、思い出が津波のように私の胸に迫り、夜中に目が覚める始末であった。「人生山あり、谷あり」とは誰もが実感していることと思うが、翻って、沢山の思い出が回顧できる幸せもあるのだろうと思い返した。
人生とは、そういうものだと思う。48時間睡眠なしで、仕事・勉強に取り組んで「落第」を免れた思い出は、おそらく生涯忘れられないことだろう。
そう、小山台高校は私に試練を課したのであった。そう考えることによって、自分への納得感が出て来る。
もっとも、野口英世の母「しか」さんは、赤子の子息を自分の不注意から招いたこととして、その罪の意識を背負い、7日間不眠で「清作」を抱き続けたという。
そして、息子の将来に対して、精一杯の援助の気持ちを抱き続けた。それが、息子の幸運な出会いの人生を繰り返いながら、栄達をとげる契機になっていくのだ.
人生のドラマとは、そういったものの積み重なりである。
ニューヨークに在住していて、世界的な医学的な業績を挙げた息子宛に書き綴った手紙は「名文中の名文」として、末永く日本人の心を打ち続けることだろう。
本人も「学士院賞」という、栄えある賞を、多忙を理由に恩師(血脇守之助)に代理を頼んで間もなく、この手紙に接し、望郷の念やみがたく急遽帰国したのであった。
それは、正しく凱旋帰国であった。時に大正4年初秋。以後、伝説は続き、二か月間の講演旅行に「母」を同伴する美談が伝えられているが省略する。「親孝行伝説」である。
かつて田中角栄と総理の座を競った「福田赳夫」の自叙伝、「回顧九十年」という本が岩波書店から刊行されたことがある。
私は夢中で読んで、一晩で読み上げてしまったためか、記憶が乏しくなってしまった。
小学校から、中学、高崎高校、第一高等学校、東大法学部と全てトップで過ごしてきた福田さんにとっては、自民党総裁選で敗北したことは、さぞかし辛かったことだろうという思いがする。
それが「選りによって田中角栄」という、正反対の人生経歴を歩んだ人物と競わねばならなかったのは「運命のいたずら」としか言いようがない。
卒業後の大蔵省でも官僚として、エリートを続け主計局長になるまで、常にトップであった人生は順風満帆に満ちていた。ところが、昭和電工事件から、躓きだす。大蔵省辞職後は、無所属で衆議院選挙に立候補するが、次点で落選。
田中角栄と同年生まれの中曽根康弘と同じ選挙区で、東大では後輩ながら議員としては後塵を拝す。だが、持前の実力は、次第に頭角を現すことになるが、運命の糸はまだ断ち切れなかった。後に総理大臣を辞職することになったのも、田中角栄であった。
総理大臣在任中、大きな失政もなく、長期間の政権運営をするものと思ったが、田中角栄をライバルに持ったことがそれを果たせなかった。それ故に福田総理は『天の声にも時には変な声もある』との名語を残して、総理の座を降板した。これは、30年以上経過して、日本の為には不幸だったと思われる。
田中角栄は、何としてでも歴史的な功績を残したい。それが、「日中国交回復」の調印であった。まこと、点稼ぎには、もってこいの離れ業でもあったが、時代の寵児になるにはこういったことが必用なのであった。そうすることによって、「今太閤」ともてはやされ、佐藤栄作政権の下で、自民党幹事長、大蔵大臣、通産大臣を経歴したことが、なるほどと国民を納得させることでもあった。
こういった経歴から振り返れば、福田赳夫さんも幹事長や大蔵大臣、外務大臣の重要閣僚の職責を佐藤政権の下で果たし続けたことであった。佐藤栄作は、この二人を利用することによって、記録的な長期政権を維持した。しかし、禅譲を託する積りだった福田赳夫へのバトンタッチを田中が金の力に物を言わせて、奪い取ってしまう。
これに便乗したというか、タッグチームを組んだのが「大平正芳」で、彼は当時のボスであった前尾三郎から、派閥のトップをもぎとった人物である。
彼は、無理がたたったのか、福田のしっぺ返しを食って、党内派閥抗争のあおりで、選挙運動の指揮をとる最中に急死する。
田中角栄も大平正芳も幸せな死に方が出来なかった。
一方の福田さんは「昭和の水戸黄門」を自認して、総理大臣辞任後も、政治家人生を有意義なものとした。世界人口問題をOB総理として、ドイツのシュミット元首相と協力して功績を残す。
今日、人口問題は深刻な問題になっていることを思うと、政権争いに淡泊な態度で、ある意味で時の流れに身を任せた、自然体の生き方が90年もの長寿を保ち、晩年を汚すこともなく人生の幕引きをしたのは見事であったといえるだろう。
以前、私は「岸信介」元総理の記事を書いたが、それは吉田松陰と岸さんの先祖が松陰先生からの直接の書簡を頂いたことが、胸の中に、誇りを抱き続けて来たと書いた。
実は福田さんの生まれ育った群馬県も、吉田松陰との関係がある。福田さんご自身ではないが、吉田松陰の娘婿の「楫取素彦」さんが、初代の群馬県知事を務め、産業奨励策や、教育体制の整備を行ったことは、一般の方々は恐らく知らないことだろう。
私は、偶然にも群馬県の生まれ育ちである。
還暦近くになって吉田松陰の研究をすることになったが、此のことを知って大変驚いたのであった。しかし、それはまだまだ不勉強であって、明治初期における「山口県」出身の「國家功労者」は枚挙に遑ないほど、輩出しているのである。それも、現場回帰的に見ると吉田松陰に連なってくるのである。
前総理の「菅直人」さんは、山口県立宇部高校に入学したが、父親の転勤に伴って東京の高校に転入学した。その高校は「東京府立第八中学校」という伝統ある学び舎であった。
現在は「都立小山台高校」となっているが、私もこの高校に転入学している。然し、定時制であった。だから私は、菅さんが下校時に登校という「ニアミス」を繰り返していたことになる。同じ昭和21年生まれだから、思い出が沢山詰まっている高校だ。
この高校に来月、卒業生として講話に行くことになった。そのきっかけはOB会組織での会合で、現役の小山台高校の教諭と出会ったことであった。
たまたま昨年9月、一般公開の講演で「吉田松陰の生涯」を語る講師の依頼があったので、引き受けたことから、この教諭に日程調整が可能でしたら、聴講にご参加願いたい旨連絡したところ、かなりの無理な調整をしてくれた末に、参加してくれたようだった。
見通しが立たないニュアンスの返信であったが、当日参加してくれたことに大変感謝した。
今回の講師指名も、これが機縁であったのだろうと思う。これで母校に恩返しができることになる。中学校、高校、大学とお世話になったすべての学校に対し、形の上でも、精神的にも念願がかなうことになって大変うれしく思っている。
それも、これも人生の巡り会いという「天の配剤」なのであろうか。「努力即幸福」と、禅を思わせる名語を残した精神医学者がいたが、一生懸命生きたことへの訓戒の意味が込められているように思えてならないのである。
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ありがとうございます。
吉田松陰の母は、愛情豊かで、働き者です。人の面倒を厭うことなく、尽くしました。松下村塾の陰の功労者でもあります。ですから、松陰は「永訣の書」でも、親に対する感謝の歌を、心を籠めて詠んだものと思います。誠に立派な母親でありました。
【2012/02/08 17:49】 URL | #- [
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御礼
松陰先生のお母さんの事を調べていたらここに来ました。絶食を断念させる手紙も読みました。いま「講孟箚記」を音読MP3化しております。私が参加しているメルマガでもご紹介したいと思います。
http://blog.jog-net.jp/
【2012/02/03 20:12】
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MoMotarou放送局
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