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坂本竜馬のこと
【2010/07/24 11:20】 エッセイ
第一回として、私と坂本竜馬の本の出会いを書きました。何度かに分けて書いてみます。坂本龍馬24.4.6

司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』が刊行されたのが、私の大学生の時でした。偶々、明治100年ということが世論を沸き立たせておりました。
この本で、司馬遼太郎は一躍「売れっ子」の流行作家となりました。面白いことに司馬さんは、歴史上の「第一級」の人物と目される人を書いた著作では人気を博した作品が少ないようです。


どなたかが言っていました。「司馬さんは二流人物を書いて一流にしてしまう名人である」と。確かに、私たちが思い出してみると、「そうかも知れない」と思われる節がないでもない。坂本竜馬を一躍、歴史のヒーローにしたのは正しく「司馬遼太郎」でした。あの本は、単行本としても記録的な販売部数になったと聞いています。
今は「文春文庫」になっていますが、やはり根強い人気があるようです。恐らく出版社の文芸春秋社は、笑いが止まらないことでしょう。地下に眠る「菊池寛」は創業者として「ご満悦」でしょう。
さて、本題の「坂本竜馬」に話題を移しましょう。こんな話があります。「全国坂本龍馬会」というのがあります。私の住む埼玉県は「一道、一都、二府、44県」のなかで「坂本龍馬会」が存在しなかったラスト3でした。(其の時には、福島県と宮崎県になかった)

5年位前に発足して「発会式」が大宮市(当時)で行われました。その時の特別ゲストは「木戸孝允侯爵の御子孫」でした。私は大政奉還までの木戸孝允(桂小五郎)は比較的イメージが鮮明でしたが、明治新政府の要人になってからは印象が薄いので、木戸さんご本人に質問しました。明治以降の桂小五郎の実証的な伝記が書かれていて、オススメの本を教えて下さい。と。それに答えて曰く『醒めた炎』があります。と。
それからネットで検索を繰り返しました。単行本は上下二巻にて古書店で購入が出来るのですが、文庫本が全巻セット販売されていないのでした。人間、無いと解ると無性に欲しくなるものです。仕方なしに各巻個別に購入しましたが、第四巻だけが無いのです。一年間、毎週調べ続けましたら、札幌のある古書店で販売していました。ただし760円(1991年10月、初版時の定価)の本が、1万円近い価格です。「エイッ」と心に決めて購入しました。そして解った事は、この第四巻の半分は「出典リスト」の参考一覧があるのです。一覧して納得がいきました。これを片端から読めば「明治維新の全貌がわかる」のです。そのため、古書市場に出回らないのでした。希少価値の極めて高い本なのです。同時に、著者の「村松剛」氏に対して畏敬の念を抱きました。よくぞこれほど関連書籍を網羅して執筆されたものだ!と驚愕です。

これこそ、マツノ書店に復刻版を御願いしたいものだと思いました。明治維新の三傑で唯一、畳の上で「死ねた」のは、木戸孝允だけです。また時代範囲を広げても、維新の功労者は大半が「非業の死」を遂げています。当然坂本龍馬もその一人です。「大政奉還」の情報に感激して、徳川慶喜の行動を「よくも断じ給えるものかな!」との、竜馬がゆくの、この場面の描写は40年以上経過した今でも諳んじています。この竜馬がゆくでは、青春像としての竜馬が生き生きと描かれ、それが多くの読者を獲得したのでしょう。私も、全巻を一気に読了しました。読後感の何と爽やかだった事か! 今でも、その感覚は残っています。年月は経過して、5年前再に度読み直したら、「あの感激がない!」のです。
そこで感じたのは、「竜馬がゆく」は青年の感受性にピタッとくるのだな、が実感でした。それだけ、私自身が馬齢を重ねてしまったのだな!と云うことでした。

だが、竜馬は幕末のみならず、日本史のヒーローです。それは、間違いなく司馬遼太郎の功績でしょう。「才谷屋」と言う商家の家系に生誕し、独特の嗅覚とカン、時代を読む鋭い「眼と認識力」が備わっていたのでしょう。そして身分関係のやかましかった江戸期に、一介の「浪士」に過ぎなかった竜馬が、高貴な「松平春嶽」に会える幸運、そして幕臣で功なり名をとげた「勝海舟」に出会えた幸運、それを人脈として活かし切った竜馬の人間力というか「人間性」が、幕末期にあって多くの有能な志士たちとの交流を通じて「新日本建設の原動力」となったのでしょう。私は、吉田松陰と出会うまで坂本竜馬が大好きで、沢山の「竜馬本」を読みました。この記事は、記憶のままに書き綴っています。11月15日の誕生日に非業の死を遂げた坂本竜馬、そのドラマチックな人生行路に多くの日本人が共感を覚えるのでしょう。次回から、各論的な「私の竜馬像」を書いてみたいと思います。 破天荒な一面が沢山伝えられる坂本竜馬、それは吉田松陰のように全集も沢山あるのではなく、僅かに「一巻」しかありません。評伝に至っては「平尾道雄」さんの「坂本竜馬・海援隊始末記」(中公文庫)か「竜馬のすべて」くらいです。

幸いにして、昨年12月にこの文庫本の再版が出ました。
従って、私の書斎にある旧本は古書市場価格で「1円」という無価値に近い状態となりました。残念。
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