長谷川勤のインフォメーション・ブログ
維新の先覚者「吉田松陰」研究のやさしい入門ブログ

プロフィール ×

kinnhase

Author:kinnhase
長谷川勤のインフォメーション・ブログへようこそ!


最新記事 ×

最新コメント ×

最新トラックバック ×

月別アーカイブ ×

カテゴリ ×

学生諸君へ 
【2010/08/01 11:05】 エッセイ
吉田松陰論の授業終了にあたって
担当 長谷川勤

半年間、15回にわたって諸君と一緒に「吉田松陰論」を勉強してきました。
私も、本学でこの講座を担当して6年目を迎え、通算で800名近くの学生が吉田松陰論を一緒に勉強しました。今回も、可能な限り松陰の原典に触れる(読み下し)ことを目標に、毎週、原典等(史料)の資料を配布し、時に一緒に読みました。
これは、吉田松陰を理解する上で最も大切なことであるとの、私の考えによるものでした。
吉田松陰久坂家本24.3.30

本日で、2010年度前期の授業が終了。そこで諸君へのメッセージを幾つか記します。
1、 吉田松陰とは、どのような人物であったか?(行動や思想の軌跡、時代背景と認識)
2、 吉田松陰を現代に置き換えて考えてみる。(吉田松陰の現代的意義とは何か?)
3、 私立大学と建学精神を考える時、「松下村塾記」の精神は大変参考になります。
松蔭大学の建学理念や精神を忘れずに、松蔭大学の卒業生として誇りを持って社会人になって欲しい。特に吉田松陰から学んだもの(志・実行・至誠)は、大切に願いたい。

松蔭大学②24.4.22

大学生活と社会人になるに当って
1、健康第一(健康管理は、原則として自己責任)万一、健康を損った場合に備えて、自分の主治医を作ること。必ずしも大病院でなくてもよい。定期的に健康診断をして下さい。(企業に入ると、年一回ありますが、これは必ず受けてください。)
2、大学生活を楽しく有意義に過ごすコツは『よく遊び、よく学べ』と昔から言われる通りです。たくさんの人と交わって、色々な経験をし、広い視野を持ってください。
3、よき友人、よき先輩、よき師を持って下さい。これは社会人になっても同様です。
4、人は、一人で生きられません。皆で助け合って生きます。ですから、自分をとりまく人を大切にしてください。遠くの親戚より近くの他人と云う言葉があります。
5、社会人になって特に大切なことは、約束したことは必ず守る事です。万一、約束を違える時は、勇気を持って相手に事情説明して、了解を求めて下さい。(信頼関係の基本)
6、『報告・連絡・相談』は社会人として仕事をして行く時は、必ず実行して下さい。(略して「報(ほう)・連(れん)・相(そう)」と言う)仕事の目的、意味を明確に知り、協力関係の下に実行する時に非常に大切なことです。仕事は、挨拶から始まることも忘れずに!
7、企業をよくするのも、悪くするのも社員の質、仕事の質です。会社員なら自分の担当する仕事に精通することです。「自分が会社をよくして見せる」の気概を持って取り組んで下さい。松陰の「志を立てて以て万事の源と為す」を忘れずに、精一杯生きて下さい。             以上                     
この学生(吉田松陰論受講生)宛ての『メッセージ』は、授業の総括的意味と、受講してくれた学生に対して、今後の人生を歩むに当っての心構えのようなものを『私の体験から学んだものを教訓として伝える』ことを願って一緒に確認しています。
毎期の最後の授業の時に、私から『贈る言葉として』これを書いています。
吉田松陰も門下生の修行の門出に当って、『送叙を描き与えて激励』しました。それに「あやかる」わけではありませんが、学生諸君は、社会人としては経験がまだ不足していますので、『私の社会人経験からの教訓』を語るのです。特に『組織の中での挫折や大失敗談』を強調して語ることにしています。
人間社会を生き抜くには、努力と覚悟がないと脱落してしまう危険は日常茶飯事のことであること。目標を持ってその実現のために労を惜しまないこと、あるいは自分の上司が自己保身のために部下に責任転嫁し、被害が予期せぬところから及んで来ることを知っておくことは必要なことである。
人間社会にあっては「正論」が全て正しいと思っていると、必ずしも自分の予期したことばかりの結果が出るだけでなく、残念ながら反対の場合が、いろいろとありますよ!と伝えます。
 川柳で「運動会、抜くな その子は部長の子!」という、笑うに笑えない句がありますがこれも一面事実なのです。
大学で学んだことは、実社会においては殆ど通用しないことが多いですよ。自分の仕事を持った時から、ヨーイドン!の再出発の気持ちで仕事に取り組み、そして励み、勉強して自分の仕事に精通し、他人では代用が利かないくらいの『その道のプロ』になるということが大切ですよ! 目線が上司に向いていて、部下のことなど形だけ思いやっているふりをして、それが仕事であると考え違いしている自己中心の中間管理職は、世の中にゴロゴロいるから、要注意です。そんな時、裏切られた気持ちになることなども交えて伝えます。今は解らなくても、必ずそういった機会に遭遇します。人間は失敗からは、多くのものを学びます。反対に成功から学ぶものは殆どありません。ですから、失敗を恐れず、繰り返さずということが大切です。
人生は楽しいことがせいぜい2割、辛いことが8割と頃得ておく位の気持ちが必要で、辛いことに耐え抜いて自分の目指すものを掴むことは容易でないですよ。そこに、人間としての価値があるのですよと説明します。松陰のいう『志を立てて以て万事の源と為す』はこういうことを云っています。
実社会では『エゴ』の丸出しの面が沢山あるのです。それでも、生き抜かなければならない。矛盾していることは承知で、事に臨むに当って辛いことを覚悟しながら経験を重ねて人間は成長していくものです。こんなことを語りながら、健康と向上心を常に忘れず、世の中に役立つ人間となって下さいと願って締めくくります。
関連記事
スポンサーサイト
この記事に対するコメント
「鈍感」というと、普通マイナスのイメージです。周りの空気が読めない、人の言うことに直ぐ対応できない「KY」だと。だから「鈍感」であってはいけない、「敏感」でないと、とされています。実は現代社会こそ、この「鈍感」が必要です。
傷ついても直ぐ立ち直れるし、色々なことを言われても直ぐに忘れられるのです。
「鈍感」は、どんな時もくよくよしないで、へこたれずに、物事を前向きに捉えていけます。最近の日本の総理大臣を見てください。いかに鈍感とは正反対の方達だった事でしょうか? 小泉さんくらいです。あの「鈍感」さを持ち合わせていたのは。
真面目な人ほど仕事をする時に、出来るだけ立派にしよう、ミスなく完璧にやろうと考えます。大勢の前で演説するにもミスなく巧くやろうとするから、あがってしまうし、話に面白みがないのです。仕事でも周りから嫌われないよう、完全無欠にやろうとするからストレスが増えるのです。今、社会では「うつ」になる人が多いですね。
実はこの深層心理には「プライド」の裏返しの「コンプレックス」があるのだと思います。
「エセ・プライド」です。自分を実力以上によく見せようとするのが原因です。
皆さんは今日から(本当のプライドを持てるまで)「バカ」になって下さい。
そして1人で悩まないで、分からなかったら、どんどん先輩に聞けばいいのです。「バカ」で「鈍感」だとそれができるし、叱られてもへこたれない。気分の切り替えが直ぐ出来きます。そうしたら叱られたり、失敗してもくじけなくなります。さらに、嫉妬や中傷に対しても、「アホ」、「バカ」と言われても強くなります。会社の中は、他人の成功を妬んだり、足を引っ張る奴だらけです。敏感な人は、他人から妬まれたり、ちょっと攻撃されたりすると直ぐに落ち込んでしまいます。でも「鈍感」であれば、気にせず平気でいられます。そもそも嫉妬なんて、する奴の方が本当は辛い筈です。「こんなに自分のことを嫉妬してかわいそうに。辛いだろうな」と思うぐらいになります。

【2010/08/09 11:26】 URL | 「Y.Nさん」に賛同する者より #- [編集]
「異なるものがいい」と言う認識が日本ではまだまだないようです。
特に若者と話していると「皆がやっているから自分もやりたい」と言う人が殆どです。
「異なるモノが好きだ、皆と違う事がやりたいんだ」と言える人は極、僅かです。
いつの時代でも、世の中ではこの「異なるもの」と言えるモノがないと活力は出てきません。皆、同じ方向に行くと、誰も注目しませんし、そこにはチャンスはありません。欧米社会では「オレが・・・オレが・・・」で皆が目立とうとします。
ワールドカップでの本田選手を見ても分かる通り、(海外で認められるようになるには)
自分の存在感を表すプレーが如何に重要な事だったか。
大手スーパーでも今は力のあるところはプライベート・ブランドで発信します。
勿論大量仕入れによるコストダウンを図っているわけですが、「我々はコレを推奨します」と、他社と差別化をはかり、その社の独自色を出しています。
確かに日本では個人で周りと違う事をすると、「協調性がない」と言って、叩かれる事もあるかもしれません。
しかし、自分が他の人より優れたところが有ると思うのなら、それを強調して何が悪いのか?という気概が必要です。
「異なるもの=独自性」こそ、「自分の存在価値だ!」と思うべきで、チャンスを掴むには先ずみんながやっていない事をする勇気が必要です。
【2010/08/04 14:55】 URL | Y.N #- [編集]

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://kinnhase.blog119.fc2.com/tb.php/24-83adda9e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


サイドメニュー ×
メニューA  メニューB

検索フォーム ×

RSSリンクの表示 ×

リンク ×
このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム ×

この人とブロともになる


QRコード ×
QR