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『ある本のススメ』
【2010/08/03 06:03】 エッセイ
1984年初版、1997年7版の少し古いものですが『幕末維新の経済人』(坂本藤良著、中公新書)を読みました。大変面白い本です。本題に入る前に少し脱線します。著者は経営学の専門ですが、自分が『会社経営に失敗した』経歴の持ち主です。『理論と実際の違い』とか『経営学の権威をダウン』させたと、評判を呼んで、一時的に話題提供をした方です。記憶に間違いなければ『光文社・カッパブックスの経営学入門』という本が、ベストセラーになった。昭和40年代。しかし、著者自身が経営に失敗し、倒産が話題になったのです。

それは、さておきこの本は面白いです。取り上げた人物は「小栗上野介」、「坂本龍馬」、「三野村利左衛門」(三井財閥創始者)、「岩崎弥太郎」(三菱財閥創始者)、「渋沢栄一」の5人です。明治11年8月に岩崎が渋沢を招待して隅田川で舟遊びした時に、二人は経営思想の違いから大口論となり、喧嘩別れしたそうです。方や「経済道徳合一主義」、こなた「事業は一家の事業」とその経営哲学を異にする。渋沢は「論語と算盤」で有名。岩崎は「士族の反乱」でぼろ儲けした海運王。華族の序列では子爵と男爵で渋沢が上位の叙爵となったが、さてさて、この記事を読んで下さる方々はどちらに軍配を上げるのでしょうか。偶々、「幻冬舎新書」で『岩崎弥太郎と三菱四代』がこの春、ベストセラーになり話題を呼びました。
また、群馬県に「上毛かるた」というのがあり、郷土にゆかりある人物、出来事などを取り上げた、いわゆる「イロハかるた」で、小中学校の参考教材に活用されています。44枚。私はこれで県大会の決勝まで勝ち上がったのですが、22枚ずつの取得で数の上では引き分けでした。こういう時「役札」を保持したほうが、0.5枚分加算されて敗れました。時に昭和34年2月。対戦相手はあれから51年経過した今も鮮明に記憶しています。それはさておき、群馬県ではこの有能な歴史上の人物たる「小栗上野介」を取り上げていないのです。ここにも維新史観は生きているのかな。反面、キリスト教で名を馳せた新島襄と内村鑑三は取り上げられています。じつは、この二人「仲が悪い」のでした。小学生にこんな舞台裏の事情は知る由も無く、ただ夢中で試合に勝つことだけが頭にあったのみ。
最後に、吉田松陰との関連を一つ。新島襄は幕末に密航に成功したが、吉田松陰は失敗して人生を大きく狂わせてしまう運命となった。この違いは何か? 新島には手助けしたロシア人がいた。一方、松陰はバカ正直に正攻法で失敗。人生の選択は誠に難しいですね。
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