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父叔兄(ふしゅけい)宛・書簡
【2010/08/13 17:08】 エッセイ
安政6年(1859)10月20日(全集第9巻:417頁)

涙を誘う松陰の手紙の紹介記事を書きました。
有名な歌も挿入されています。
松陰の人柄の一端を味わってください。

萩
美しい萩市
死罪を覚悟して、親族に宛てた「別離」の手紙です。万感胸に迫って来て、涙なくして読めません。吉田松陰の「親思い」の人柄を示す有名な書簡です。以下、読下し文です。



『平生の学問浅薄にして、至誠天地を感格すること出来申さず、非常の変に立到り申し候。嘸々(さぞさぞ)御愁傷も遊ばさるべく拝察仕り候。
  親思ふこころにまさる親ごころけふの音づれ何ときくらん
・ ・・今更何も思ひ残し候事御座なく候。・・・幕府正議は丸に御取用ひ之れなく、夷狄は縦横自在に御府内を跋扈(ばっこ)致し候へども、神国未だ地に墜(お)ち申さず、上に聖天子あり、下に忠魂義魄(ぎはく)充々致し候へば、天下の事も余り御力御落し之れなく候様願ひ奉り候。随分御気分お大切に遊ばされ、御長寿を御保ち成さるべく候。以上。

十月二十日認(したた)め置く。
 家大人(かたいじん) 膝下
 玉丈人(ぎょくじょうじん)膝下
 家大人(たたいじん・兄)膝下

両北堂(母、養母)様随分御気体御厭ひ専一に存じ奉り候。・・・児玉・小田村・久坂の三妹へ五月に申し置き候事忘れぬ様申し聞かせ頼み奉り候。○私首は江戸に葬り、家祭には平生用ひ候硯(すずり)・・・十年余著述を助けたる功臣なり。
松陰二十一回とのみ御記し頼み奉り候。』

十月二十日以降、松陰は二通の手紙(23日)を書いて終わっている。生涯630通の書簡である。
そして、処刑前々日(25日)から書き始め、翌日の黄昏時に書き終えた『留魂録』2通が最後の遺文となったのです。この書簡は平常心では読めず、万感胸に迫るものがあります。 合掌

親思う 涙松

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この記事に対するコメント
私にとって「理想の田舎」とは山口県萩市です。
小さい頃、夏休みに一度家族で旅行したことがあります。美しい静かな街でした。
山では蝉を取り、海では泳ぎ、川ではしじみなどを取って遊んだ思い出の詰まった田舎です。あれは一生忘れることはない「思い出」となりました。
それから山口県は全国一多くの総理大臣を出している県です。
それなりの訳があったんですね。萩は、明治維新の立役者、吉田松陰先生がたくさんの志士を育てた地でもあるからでしょう。歴史もたくさん詰まったこの美しい地にいつか住んでみたいと思っています。
ここへ住むと自分も何故か遠大な理想を持って生きていけるような気がするのです。
【2010/08/16 13:14】 URL | 夢想家 #- [編集]
この写真は、文政13年に松陰が生れた跡地から「萩市街」を俯瞰した写真です。「樹々亭」と呼称されたところです。6年程前に仲間と萩市を訪れた際に、ここからの光景を眺めました。隣接するところに「松陰と金子重之助」の銅像が建立されています。松陰のまなざしは遥かに臨む日本海の彼方に、欧米の国を睨むかのようでした。そのまた隣に「杉家」と「松門」の数人のお墓があります。松陰のすぐ後ろの一段高い所に「高杉晋作」の墓がある。この墓地から数分の所に「東光寺の歴代毛利藩主」が祀られているところがあります。偶数の歴代藩主と奇数の藩主が「分祀」されている毛利藩独特のものです。思うに、末代までも続くことを祈願したので「分祀」の方法を採用したようである。(徳川より永遠の存在でありたく、血統の絶えない願いでしょうか?)萩の街は大変に美しく、訪問客を魅了させます。再度訪れたい歴史の香る街です。永遠の生命、吉田松陰の魂。いつか、皆で再訪を夢見ています。桂小五郎や高杉晋作の生家のあたりの「菊屋横丁」は歴史を偲びながら散策するにはこの上ない郷愁を漂わせてくれます。明治維新を眼前に見る錯覚に襲われました。
【2010/08/13 22:32】 URL | 長谷川勤 #- [編集]

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