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松陰の対外政策②
【2019/10/28 16:15】 エッセイ
 「治心気斎先生に与ふる書」(「野山雑著」、二巻一五二頁・安政二年八月朔日)

「苟も其の志を大にし、其の略を雄にして以て事を建て、勢と機とを審かにして以て兵を行らしめば、艦砲なしと雖も猶ほ將に五大洲を横行して餘りあらんとす。
何ぞ魯・墨を畏るるに足らんや。然らざれば艦と砲と將た何くに用ふる所ぞやと。僕竊國家の為め今の策を思ふに、既に魯・墨と和しぬ、其れをして驕悍に至らしめざるべし。
宜しく章程を厳にし約束を謹みて、其れをして驕悍に至らしめざるべし。

191028日本と朝鮮半島

間に乗じて満州を収めて魯に逼り、朝鮮を来たして清を窺ひ、満州を取りて印度を襲ふ。
三者当に其の為し易きものを択びて之れを為すべし。是れ天下万世継ぐべきの業なり。
天下の勢、或は未だここに至らざれば則ち退きて吾がクニを治め、武を偃し文を修め、賢能を招き士民を養ひ、声息を潜めて形跡を歛(おさ)むるも、猶ほ以て一方の安を受けてこれを子孫に伝ふるに足らん。是れ則ち藩国の謀なり。
二者は徳を量り力を度りて、能く為す所を為す。大なれば則ち仁者の業にして、小なれば智者の事なり。是れを之れ勉めずして船を造り砲を鋳るを是れ事とす、是れ僕の甚だ惑ふ所以なり。」

松陰は、幼時の山鹿流兵学の師であった山田宇右衛門宛に、このように自分の考え方を綴っている。
日本の対外政策を雄大にしようとして、機を見出して兵を出動させれば、砲艦を用いずとも世界に覇権を求める事も出来る。
自分が竊かに思うところでは、國の為には米露と条約を締結しているので、日本から反撃を起こすべきではないとする。
むしろ朝鮮を朝貢に来させるべきであって、「取る」わけではない。
清国や魯、印度への侵略構想は、あくまで「余の本志」「万世継ぐべき業」であり、「巨艦」を持てない状態での当面は、その追求はひかえるべき、と述べている。
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【2019/11/19 20:34】 | # [編集]

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