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『幽囚録』抜粋 意訳
【2010/11/13 14:16】 エッセイ
現在の幕府(日本)は、異人(外国人、特にペリー)の脅しに屈して、彼らの前に跪き、頭を垂れてその言いなりになっている。日本の国威がこんなに衰退してしまったことは、古代有史以来、なかったことである。<以上、序より>


(略)佐久間象山は急いで江戸に戻り、幕府に自分の意見を密に申し出た。門人の長岡藩士小林虎三郎(米百票の人)はこれに同感し、象山の意見を藩主の側近に語ったところが、一介の藩士の身分で天下国家を論じるのを不可として罰せられ、強制帰国させられた。
私の師、佐久間象山はケイ経学については、大変深く学んでおり、時事問題にはひときわ関心が高かった。十年前、松代藩主(外様大名なのに真田幸貫=松平定信の次男)が老中職にあった時、海防や時務策の意見書を提出し、船大工・砲術家・航海士等の技術を持った人達を雇って、軍艦を造り、海上戦の操艦訓練を学ぶべきと上申した。それが不可ならわが国は侵略を防止し国威を輝かせることは出来ない。其の後にも、広く洋書を読んで、特に砲術学を研究し、多くの人々にその重要性を説いた。ペリー艦隊の日本への出航情報がオランダから告げられると「未だ見ず砲台海岸を環(めぐ)らすを、南風四月甚だ心にかかる」と不安を詩に託した。(略)象山は米国へ返書を持参しようとし「微臣別に謀を伐つの策あり、安くにか風船を得てワシントンに下らん」と詩に託した。幕府がオランダに軍艦注文したことを大いに喜び、それ以上に優秀な人物を数十人選びオランダ船で海外に行かせて、軍艦について学ばせた上で彼らに軍艦を購入させればよい。そうしたら往復の体験から、海の知識や艦の操縦を会得するだけでなく、さらに世界各国の情勢をも知ることができる。だから軍艦購入のありかた如何による利益は大きいと意見書を出した。しかし、幕府の官吏はこの提言を断行しなかったのである。私が敢えて海外渡航を決意したのは、実はこのことが原因となった訳である。(以上、拙意文です)。

※吉田松陰は「止むに止まれぬ」思いから、海外渡航を決心したと記している。何時の世も、「官吏」は進取の精神がなく、保身に身をやつしているのである。國家の役人とは名ばかりで、その実「自己保身」の考えのみで國家のために身を擲つ気骨がない。今の官僚や国会議員も同様。だから「国民に信頼されない」。許認可権を以て、威張っているだけで、福澤諭吉が憤怒をもって官途への誘いを断然断ったのも、実はここにある。
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